独学受験生のための参考書手引き

独学での大学受験に失敗したばかりの筆者が、あえて失敗者の目線から大学受験を語るブログ。内容は参考書レビュー、受験体験談など。

チャート式基礎からの数学1+A

 

勝手につけるキャッチコピー

「大海のように広く全ての範囲を」

 

 

改訂版チャート式基礎からの数学1+A

改訂版チャート式基礎からの数学1+A

 

 

 

  • 難易度 ★★★☆☆<受験基礎~センター~2次試験>
  • 完了目安時期(3年)  4月~6月
  • 問題量 ★★★★★ 
  • 解説量 ★★★★☆
  • 解説のわかりやすさ ★★★☆☆
  • 見やすさ ★★★☆☆
  • レイアウト ★★★★☆
  • コスパ ★★★☆☆
  • 個人的おすすめ度 ★★★★★

 

 

特徴

全範囲網羅型の参考書。

教科書レベルの問題から二次試験レベルの問題まで幅広く扱っている問題集である。また、ほとんど全ての分野を網羅しているためこの参考書を完璧にすれば大抵の大学は戦えるだろう。

しかし、とにかく量が多い。難しい問題も多いので全てをこなすには相当の根気が必要である。また全てのレベル、分野の問題ををまんべんなく収録しているため人によっては必要のない部分や足りない部分が生まれてくる。

ただ、こういった網羅型の参考書をこなしたかどうかで大きな差がつくので量の多さにめげずにしっかり取り組むべきである。

 

 

使用した感想

私は中学卒業後に、塾の先生に勧められて高校入学前にこの参考書を買いました。

春休み中少しずつこなしていったのですが、入学後高校からまた別の網羅型参考書(FocusGold)を買わされたのでしばらく使っていませんでした。

また使い始めたのは3年になってからで、1Aを勉強する時の辞書がわりに使いました。FocusGoldにしなかった理由はチャートは公式や事項の説明がより丁寧でわかりやすかったからです。

私は全てこなしている時間が無かったので、他の問題集や模試などでできなかった分野や、基礎に立ち返りたい時にその範囲の例題だけをやっていました。

あとは、重要事項に付箋を貼って試験前の確認に使いました。

解説は簡素ですが抜けてたり苦手な分野のリハビリにはちょうどよく、3年になって重宝しました。

 

 

独学の人へ

1.2年生

学校の予習や復習に利用するのが基本。

定期テストの際には範囲を2週はしたい。

また、今のうちから何度も間違えたりした問題にはチェックを付けておくといい。そうすれば、受験期になって復習する時にどこからやればいいかがわかり、圧倒的に無駄が省ける。

1.2年の間にこういった参考書をどれだけしっかりこなしたかで受験期になってからの伸びが変わってくる。

量が多く挫けることがあると思うが、1年後2年後の自分のため、ひいては志望大学に合格するためだと思ってぜひ根気よく取り組んでいただきたい。

 
3年生

 3年になってこれを一から始めることは絶対にやめた方がいい。全範囲終えることはほぼ不可能であり、できたとしても定着はしないだろう。

ただ、志望大学で出題しうる分野は何度も解いて完璧にしておくべきである。

簡単すぎるように感じても、その基礎が問題を解くためには必要なことであることをわかって欲しい。

この参考書を活用して、少なくとも問題を解く時に公式や暗記事項などの基本事項で詰まることがないようになってほしい。

 

 

 

改訂版チャート式基礎からの数学1+A

改訂版チャート式基礎からの数学1+A

 
新課程チャート式基礎からの数学1+A

新課程チャート式基礎からの数学1+A

 

 

[http://]